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中国製陶器甕のもつ優れた材質を科学分析により実証できないかと、九州大学工学部の協力のもと、走査電子顕微鏡により甕の材質を分析しました。
■目 的:
■サンプル:
■観察方法: |
中国製「陶器甕」の気孔観察
大甕の破片(厚さ 25mm)
走査電子顕微鏡(九州大学工学部)) |
中国製甕の破片をダイヤカッターで削り、観察に適当である幅13mm,長さ25mmに加工。外側から内側まで、外側・中心・内側にわけ、それぞれランダムに三点を観察。
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| ■結 果: |
上記写真の灰色に表示された部分はセラミックスのマトリックス (ガラス状態)であり、ピンク色の部分は気孔(の集合体)である。
気孔の大きさ7μm以上
外側: 27.8μm(平均値)
中心: 31.0μm(平均値)
内側: 31.5μm(平均値) |
■考 察:
- 中国製陶器甕には「気孔」の存在が数多く観察された。外側、中心、内側各々における「気孔」の平均値により差はほとんど見られず、約30μmとなる。サイズの大きい気孔は気孔の集合体ではないかと考えられる
- 陶器甕に存在する「気孔」はガラス相にも取り込まれており、液体は浸透せず、漏れは発生しないと考えられる。また、このガラス相は「釉薬」と同一の役割を果たしていると思われる。
- 中国製陶器甕(汎用セラミックス)の分析結果から「気孔」はアルコール貯蔵等に科学的変化をもたらせると考えられ、優れた材質特性を持っている。
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